状態・異常修理

車のエンジンがかからない?かかりづらい?そんな時の解決法はこれで決まり!

車に長く乗っていると様々なトラブルに遭遇するものです。

異音や異常など、機械にはトラブルは付き物で、切っても切れない関係とも言えるでしょう。

今回は、エンジン始動時に掛かりが悪い場合に考えられる事例を元に、対処法をお伝えしていきます。

気温の低下による、車のエンジンがかからない・かかりづらい時

エンジンは「寒いとき」にかかりづらくなる傾向が強くあります。

これはバッテリーの性質上、寒いときに性能が低下し、暖かい時に通常の性能を発揮しやすい仕組みだからです。

バッテリーは鉛を大量に含んでいるため、温度変化に弱く、一般的には気温が10度を下回るあたりからエンジンがかかりづらくなったり始動性が低下してくると言われています。

また、これに補足を重ねると、エンジンを始動するためには「火花を起こす、ガソリンに着火する」といった一連の流れが必要になります。

この時に火花を起こす部品(プラグ)が寒いと点火不良を起こしやすいのです。

ちなみにこのガソリンが、部品(プラグ)にまとわりつく現象を「かぶる」と言いますが、このかぶりが発生することによりエンジンがかからなかったり、かかりづらかったりします。

また、ガソリンを送り込む時間が長くなることで、本来の供給量よりも多くガソリンを供給してしまっている。

といったことも考えられます。

長い間セルを回す(鍵を回してエンジンをかける動作)のではなく、数秒でかからなければ一息ついて再始動するよう心掛け、これを繰り返すことで温まり、動き始めるでしょう。

バッテリーの性能低下によりエンジンがかかりづらい・かからない時

こちらは一般的なよくある事例です。

バッテリーの寿命は4年程度が一般的ですが、近所への買い物や子供の送迎のみに使用していると、頻繁にエンジンを始動することになります。

家電製品や携帯電話なども同様ですが、こういう機械は電源をオンにした際に、最も大きな電力を必要とします。

自動車も同様に、始動時に最も大きな電力を必要とし、何度もエンジンをかけることでバッテリーを酷使ししてしまうため、これは一番バッテリーの寿命を縮めることとなります。

加えて、自動車にはバッテリーを充電するために「オルタネーター」と呼ばれる部品が取り付けられていますが、これは車の走行距離(正確にはエンジン回転数)に応じて自動で発電する仕組みになっています。

このため、一度の走行で数kmしか走らない場合には発電量は少なく終わり、みるみるうちにバッテリーの性能が低下していくこととなります。

バッテリー性能が低下すればするほど、携帯電話と同様に、いくら自動で電力を100%充電されていたとしても、減りが早いということが往々にして起こってきます。

バッテリーには交換時期が記載してありますので、寒い時期とバッテリーの寿命が重なるようであれば、早めの交換をオススメします。

エンジン自体がかかりづらくなってきたら、点検に出し「不動車」となる前に改善することをオススメします。

燃料ポンプ・燃料ホースの詰まりでエンジンがかかりづらい場合

決して多発する事例ではありませんが、こちらも往々にして起こり得る事例です。

ガソリンタンクから燃料を吸い上げ、ホースを経由し、先ほどのプラグまでたどり着き、エンジン始動となります。

ここで燃料ポンプやホースに異物が詰まることが稀にあり、この場合、本来供給されるはずの規定量よりも少なく供給されるため、エンジンの始動に手間取ってしまいます。

こうなると始動時だけではなく、走行時やアイドリング時にも供給量が少なくなるため、白煙が出たり、車がガクガクと息継ぎをしているような状態になってしまいます。

これは素人では対処できないので「白煙を出す状態や、車にガクガクするような違和感を感じる時」は、すぐに修理工場へ連絡し修理を行いましょう。

まとめ

車のエンジンがかかりづらかったり、かからなかったりする時の最も一般的な事例は、気温低下によるバッテリーの性能低下です。

エンジン始動時に少しでも違和感を感じた場合には、まずはバッテリーの交換。

バッテリー交換でも解決しない場合には、次のステップへ。

常に異常に耳を澄ませ、次第に白煙や運転中に異常を感じる段階まで発展する場合は、すぐに修理工場などへ相談に行きましょう。

放っておくと、人間の病気と同じく、他の箇所まで異常が発生していきますので、気をつけましょう。

神奈川県・鉄板塗装業者31歳
神奈川県・鉄板塗装業者31歳
車の異常に関して、特にエンジンがかからない場合の対処法は「お湯をかけて温める」など、変な噂がはびこっています。

しかし、そこには大きな落とし穴があり、逆に他の箇所に異常を発生させてしまい、余計な出費に繋がります。

エンジンがかかりづらい場合は程度を見て、バッテリーの交換が効果的です。

何度かセルを回す(鍵を回してエンジンをかける動作)ことでエンジンがかかる具合は第一段階と把握し、それを継続しているうちに他の異常が見られるようになった場合は第二段階と把握してよいでしょう。

それは既に「危険信号」を出している証拠です。

相談することは無料でしてくれますので、一度話してみることをオススメします。

あわせて読みたい