事故を起こし、事故歴が付いてしまえば市場価値が大幅に下がり、買い取り価格にも大きな影響を与えてしまいます。
それでも、事故を起こしても事故歴が新たについても、ローンが完済不可能となる事例は数えるほどしかありません。
今回は、どのような場合に完済不可能となってしまうのかについて解説していき、その場合の取るべき手段とはなんなのかご紹介していきます。
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事故車両にローンが残り、完済不可能となる場合とは

まず、車の保険等と照らし合わせてもローン完済不可能となる場合はどういう場合なのか解説していきます。
あまり見ない例ですが、往往にして起こってきているので、照らし合わせて見てください。
カスタム等の改造費をローンで支払っている場合
先ほどの車両保険は、カスタム費用はもちろん捻出されません。
車両保険が支払われる金額は市場価値により上下します。
カスタムに莫大な費用をかけたとしても、それは自らの意思で行ったことであり、車両保険の基準である市場価値の変化はありません。
その上、大幅なカスタムを施している場合、買い取り価格は大きく下がる傾向にあります。
世間一般ではカスタム車両を欲している層が極端に少ないため、市場でのニーズも少なくなり、新たに元に戻して販売する場合がほとんどです。
こういった理由から、改造に費用をかけてしまえば売却時には車両価格が下がってしまいます。
そのため、改造ローンの完済が不可となり、ローンが残ってしまう状態に陥ることになってしまいます。
不人気車を新車で購入後、市場価値が大幅に下落してしまった場合
仮に300万円のローンを60回払いの5年で組んだと仮定しましょう。
3年後にはローン残高は120万円ですが、不人気のために市場価値が下落し100万円まで下がってしまうことが車によってはあります。
ヴィッツやフィット、アルファードやステップワゴンのように、何代も続く車種であれば市場価値の下落幅もそこまで出てきません。
しかし、新規車種でなおかつ奇抜なデザインであればギャンブル性は高くなります。
3年後には市場価値が下落していく可能性が他車より高く、ローンが残っているにも関わらず売却をしたい場合には、買い取り価格が非常に安くなっている可能性があるため、ローンを完済できなくなることがあります。
また、事故などによる保険の補償も、市場価値基準で保険金が支払われるので、ローン残金よりも保険金が下回ってしまうこともあります。
日本車では極端な不人気車は少ないですが、海外メーカーでは奇抜なデザインが多く見られるため、このような事例が稀に起こります。
車両保険に加入していないにも関わらず自損事故を起こした場合
車両保険とは、いわゆる相手のいない事故、または相手側に過失がゼロの場合に自らの車の修理金額を補償される保険を指します。
・「ガードレールや塀にぶつけてしまった」
・「追突してしまった」
・「台風などで水没した、飛ばされた」
このような場合に自らの車両に対して、市場価格(ローン残金)を補償してくれる保険が車両保険です。
車両保険に加入していなければ、自損事故を起こした際に実費での修理(支払い)となるため、大きな事故により廃車になれば売却する際の価格のみしか支払われません。
事故歴や水没歴があれば買い取り価格が大幅に下がってしまうため、ローンの完済は難しくなってきます。
ローン残りがある事故車を上手く買い取ってもらい、処理する方法

上記でご紹介した以外にも、様々な理由で事故車両にローンが残ってしまうことはあります。
カスタム車両も高く売れなくなり、事故歴が付いた車もそれだけで需要がなくなり、買取価格に強く影響してしまいます。
ただ、一つお伝えしたいことは「事故歴を敬遠する」ことも「カスタム車両嫌い」もこれは全て日本においてだけです。
少し視野を広げて海外に目を向けるだけで「事故車両」には人気が付いています。
カスタム車両についても海外にはマニアが多いため「各部品」としての価値が日本以上にあります。
ローン残りの事故車を持っている方は、日本ではなく海外に売ることを考え、日本で売るよりはるかに高い「海外視野」を持って売却することが唯一の方法と言えるでしょう。
これで生み出した事故車買取り資金をローンの残金に当てることで、かなり軽減できることが予想できます。
どうやって海外に売るのかというと、現在日本では世界100ヶ国以上に向けて、事故車や水没車を専門に売っている企業は一つしかありません。
事故車専門ですので、悩みの状況やローン残りに対しても特化ており、ローンの組替えの仕組みも持ち、スムーズに行えます。
参考までに下記にご紹介しますが、海外に事故車を売ることがどれほどの違いを持つのか、気になる方は実際に見て見てください。

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まとめ
今回挙げた事例は決して珍しいことではありません。
事故を起こした場合でも事故歴に関係なく、基本的には任意保険でまかなわれることが多いですので、これはまず入ることをオススメします。
それでも、車が好きな方にとっての車両保険などは優しくできていません。
ローンが残っている時の事故を理由で手放す時には、必ず海外に目を向け、日本で売ることは考えない方がいいでしょう。
それくらい「事故歴」や「改造車両」は日本人には需要が薄く、価値を見出してくれる人がいないのです。
海外などのテレビでよく、フロント部分はトヨタ、後ろはマツダなどの合体したような車を見たことがあるかと思います。
そのほとんどが日本から来ていて、大体のものが「廃車車両・事故車車両」から来ているのです。
その事実を海外の人も知りながら、それでも合体させ、売れてしまっているのです。
こういった事実をあまり日本では大々的にアピールすることもなく「聞いたことある!」程度で済まされています。
こういった事を知っていれば、必ず先でも活きてくると思うので、覚えておくべきでしょう。