中古車ディーラーは、一般的な中古車販売店に比べて中古車の売値が高い場合が多いです。
これは、ディーラー特有の様々な手厚いサービスが受けられるため、価格を高く設定せざるを得ないという事です。
今回は、ディーラー系中古車販売店にはどのようなサービスがあり、利用するメリット、デメリットについて解説していきます。
ディーラー系販売店とは

トヨタ、ホンダ、日産、このような自動車メーカーが自社の商品(車)を専門的に取り扱っている店舗になります。
特徴としては、売っている車が新車同様にほぼ自社の商品であることから、中古車に対する知識が突出しています。
反対に自社以外の車に関しての知識は浅い傾向にあります。
また、在庫車の数%程度ですが、自社以外の車を扱っている場合もあります。
高年式の中古車を扱っている特徴がありますが、10年落ちの中古車はディーラー系で扱うことは少ないです。
ディーラー系中古車のメリット

上記でお伝えした通り「サービス」が最も大きなメリットとなります。
ディーラーには必ず保証制度があり、中古車に応じた走行距離や期間に応じて、故障があった場合でも無償で修理を行えるようになっています。
車両個々に走行距離保証があるわけではなく、駆動系は1万Km未満、塗装は1年未満、それ以外は5千km以内で半年ほどの保証がそれぞれ設けられます。
このようにメーカーや車両によって、保障期間が儲けられていることが最も大きなメリットであり、特徴と言えます。
また、高年式の中古車であれば、新車保証が継続されていることがあるので、この点もディーラー系の強みと言えるでしょう。
幾分かの追加費用を払うことによって、保証の延長を行うことも可能になりますが、延長保証へ加入される方は少ない傾向にあります。
中古車だからという理由で、壊れたらまた買えばいいと考えている人が多い事がわかります。
ディーラー系中古車のデメリット
購入時はやはり「高い」です。
一般的な中古車販売店と比較した場合、およそ10%程度価格に開きがみられます。
100万円の車が110万円。200万円の車が220万円。
ディーラー系中古車ではこの差額分のサービスを受けることになりますが、保証などのサービスが不要であれば、あえてディーラー系で購入する必要はありません。
昨今の自動車は故障も少なくなってきていますし、保証がなくとも故障せずに乗り続けられる車も非常に多いです。
整備記録簿などの書類がしっかり揃っているならば、どのような修理を行い、どのような部品を交換したのかも全て把握可能です。
まとめ
多少高くても高年式の車を安心して乗りたいならばディーラーへいくことをオススメします。
最近の車は壊れにくく保証はほぼ必要ないので、可能な限り安く買いたいと言うならば一般的な中古車販売店へ出向く事をオススメします。
また、ディーラー系は月曜日が定休日である場合が多いため、土日にしか時間の取れない人にとっては使い勝手がいいようです。
一般の中古車販売店であっても、電話一本で融通が効くことも珍しくないので、どちらが良いと一概には決めかねる部分もあります。
双方で見積りを作成し、保証も含めて折り合いの付くところで購入することが得策です。
ただ単に、保証も何も関係なく「ただ安く買う!!」を目的としたユーザーであればディーラーにいく必要は全くありません。
その後の車両事故や、車体の故障など、様々なトラブルを視野に検討している人はディーラーがオススメです。
店舗によってもサービスが変わってきますので、2,3店舗でお話を聞く事がいいでしょう