どれだけ車を綺麗に維持していようとも、長く乗れば乗るほど擦り傷は増えていき、つやも引けてしまうというものです。
洗車を行っても小さな擦り傷などが目立ってしまい、満足のいく洗車もできなくなったりするでしょう。
今回は、そんな目障りに思える小さな傷や擦り傷を消す対応策を、3つの方法に分けて解説していきます。
車のキズ消し対策①固形ワックスで埋める

カー用品店などで販売されている洗車グッズには様々な種類があります。
その中でも「固形ワックス」という商品は使えます。
千円程度で購入可能なことから、すぐにでも始められるでしょう。
固形ワックスは特性上透明に作られており、乾燥してしまえば目に見えることはなくなります。
名の通り固形ですので、ボディへ施工することにより細かな傷の凹凸部分へ入り込み、ワックスが乾燥してしまえば平坦な面に仕上がります。
注意としては、固形ワックスの施工には多少のコツが必要です。
慣れてしまえば簡単に施工可能ですが、ワックスがムラになりやすかったり、熱で焼き付きやすいなど、気にかける点がいくつかあります。
使用方法には必ず目を通し取り掛かれば、ある程度の傷は埋まるでしょう。
車のキズ消し対策②ポリッシャーやコンパウンドを使用し磨き作業を行う

この場合のポリッシャーとは、先端が単一方向に回転するものを指します。
ホームセンターやインターネットでも5千円程度から購入可能で、100vのコンセントがあれば誰でも使用可能なため、オススメしたい傷消し方法です。
コンパウンドは削り粉ですので、同時に購入しましょう。
ポリッシャー、コンパウンド、合わせて一万円程度で購入可能です。
使用方法は、先端へバフを装着、コンパウンドを使用し「磨いていく」ことで傷は消えていきます。
「磨き作業」とは削ることを指し、塗装表面の細かな傷のみを削り艶を復活させていきます。
注意しなければいけない点は、磨いている際に発生する熱でクリヤーが熱せられ、溶けてしまったような状態になること。
さらに、熱が発生している状態でコンパウンドを使用すれば、コンパウンドが塗装面へ焼き付いてしまうため、除去するためにはさらに削っていかなくてはなりません。
磨き作業で最悪の結果は、クリヤー層の下まで削ってしまい、クリヤーを再塗装となってしまう場合でしょう。
この場合、色や車種、再塗装箇所によって差はありますが、1箇所2万円から5万円ほど発生してしまいますので、磨き作業には細心の注意が必要です。
ただ、強く一点に力を加え、やりすぎない限り大丈夫ですので安心してください。
注意を払えば大丈夫です。
車のキズ消し対策③専門業者に磨き作業を依頼する
車のキズ消しは自動車鈑金塗装業者や、コーティング業者、洗車専門業者など、外装関係を専門に扱っている業者が得意とする分野です。
専門業者は磨き作業のプロですから、クリヤー層を削りすぎて下の層まで出してしまうこともありません。
万が一、下の層まで出してしまっても、無償でクリヤーの再塗装を行ってもらえるので、安心して作業を任せられるでしょう。
金額は3つの方法の中で最も高く、
・軽自動車で3万円~
・普通自動車で5万円~
・SUVなどの大きな車になれば10万円
上記が相場ととらえていただいて問題ないでしょう。
お金で安心を買うように、業者に依頼することで失敗無く、仕上がりは完璧になりますね。
まとめ
仕上がりを重視するのであれば、それなりの値段はしますが、やはり専門業者に依頼をした方がいいでしょう。
軽自動車だからなどの理由で簡単に済ませたい方は、①の固形ワックスが一番です。
②のポリッシャーとコンパウンドは1万円未満で購入できますので、少しの手間をかけて、安く上手く済ませたい方はこの方法がいいと思います。
ポリッシャーに関しては、次回以降のキズ発生時にも再度使えるので非常に便利です。
自分に合った手法を取り入れて検討することで、一番良い満足ができるかと思います。
もちろんそのぶん安くても3万円程度の請求はかけ、それなりの技術料はいただいています。
ただ、こういった「多少のキズ」に関して、自らユーザーができるのであればそれが一番簡単で、安上がりになると断言できますね。
そこまでの経験も必要とせず、自分で出来ることに慣れれば今後の車ライフに大きく影響してくるので個人的にはチャレンジして見ることをオススメします。