車の下取り

車の下取り価格を調整価格にはさせない!買取と下取りで呼び方が違う理由と知っておくべき対応策

新しい車に乗り替えるとき、今まで乗っていた車を引き取ってもらえるというのはとても助かりますよね。

いわゆる下取りというものですが、そのまま何も考えずに下取りに出してしまうと、損してしまう可能性が大きいことを知っていますか?

今回は下取りの裏側と、なぜそもそも下取りと買取と呼称が違うのかも含め、ちょっとした一手間で得する乗り替え方法をお伝えしたいと思います。

知っているようで知られていない下取りと買取りの違い

車を引き取ってもらう側からすると、下取りも買取りも自分の車を手放すことには変わりありません。

でも一般的に下取りと買取りでは査定額に差があるように思われています。

ではなぜこの2つに違いが出てしまうのか?その違いはどこにあるのか?下取りと買取りの違いを一つずつご説明していきたいと思います。

車の下取りの価格調整防止策!下取りとは

下取りとは販売店が受け取る代金の一部として古い物を引き受けるという意味で、価値があるものだけが下取りとなります。

一般的に販売店は契約時に査定しその場で下取り価格を決め、納車時に下取り車を引き取ることがほとんどです。

車の下取りの価格調整防止策!買取りとは

一方で買取りは買取業者が言葉通り「買い取っているだけ」で、車の販売をしていない業者がお金を払って引き取ることを言います。

買取業者では基本的に査定無料なので、とりあえず今の車の価値を知りたいというだけでも対応してくれますが、具体的な査定額を聞きたいのであれば「いつ手放すのか」をはっきり伝えないと正確な査定額は教えてくれません。

なぜなら買取り相場はいつ変動するか分からないため、たった1週間後でも査定額が低くなる可能性があるからです。

またその査定額を基準に他の買取業者を回られると、せっかく査定したのに買取れなくなってしまうためです。

このような理由からも、手放す予定が決まっている方は買取業者をうまく利用することを頭に入れておいてください

手放す予定が決まっているユーザーにはどの買取業者もしつこく営業に来るものです。

下取りと買取りに呼称が分かれた理由について

下取り車は時として価格調整に使われることがあり、相場通りの査定額にならないことがあるからです。

つまり販売店側の帳尻合わせになることがあるため呼び方を区別していることがほとんどです。

例えば商談時にこれ以上値引きができない場合、その不足分の値引き額を下取り査定額にプラスすれば、最終的な販売価格を調整できお客さんにも納得してもらいやすくなります。

この下取り価格の大体の場合は仕入れ価格の調整が入っているため、純粋な仕入れ額である買取りと区別されて呼ばれるようになっています。

わざわざ呼び方にこの区別が付けれられるほど、純粋価格ではない場合が多いと言うことです。

下取りでは損の可能性が高い!その理由は人間の心理から

いくら販売価格の調整が入ったとしても販売店が赤字になるような査定額では下取りしてくれません。

逆に下取りの場合、相場よりも安くなってしまう可能性が高いことは上記までにお伝えしていますが、その理由は、

「高額の買い物をしている人は心理的に気分が高まってしまうため、下取り価格まで気が回らない」

という理由からです。

これは車の販売業者の研修などで習った方も多いのではないでしょうか。

仮に気に入った車の契約をしている時、すでにその次の車のことで頭が一杯になり、これまで乗っていた車のことはそれほど深く考えられません。

そんなタイミングで下取り査定額を提示されても、その価格が高いのか安いのか冷静な判断ができませんよね。

また販売の条件の中に下取り車が入ることが多いため、販売店の言い値で下取りに出すことになってしまいます。

そのためそのまま下取りに出してしまうと安く手放すことになり、結果的に損してしまう可能性が非常に高くなってくるのです。

車の下取り価格を調整価格として使わせない方法

車の買取と下取りで言葉が区別されるようになるほど、下取りの価格は曖昧な提示が多いことをご紹介してきました。

しかし、その下取り価格を「調整価格」として使われないための手段はあります。

その方法をそれぞれご紹介します。

前もって他社の見積もり持ち、その見積もりを見せる

下取り価格の調整価格は意外とユーザーが思っているより大きな金額であることがあります。

数万円ではなく、10万円以上ということが多いです。

その後、調整して購入する車を安く見せるためには、初めの下取り価格の時点では10万円以上は下取りを安くする必要があるからです。

これを避けるためには、まず「他社の見積もり」を持つことは重要です。

それを初めの段階で業者が見せられると、下手な価格調整のための提示はできなくなり、不必要なサービス値下げ等の話は全て切って捨てられます。

このような簡単な作業でも、意外と下取り価格を調整価格と提示する業者には効くものです。

「新車ばかりに目がいってしまうユーザー」という考え方を持つ販売員ならば、この見積もり用紙一枚でその考えをある程度は消せるでしょう。

別の業者で売ってしまい、車のみを買う手段をとる

下取りの仕組みを持っている業者は、必ず下取りが必要というわけではありません。

そもそも車を持っていない状態であれば、そのようなお客様として扱われるだけです。

さらにいってしまえば、今ではユーカーパックのような買取企業に任せてしまえば、全ての流れを一括して代行してくれ、最大で2000社以上の買取業者から手放す車に買取入札としての提示金額をもらうことができます。

1社からの見積もりではなく、最大2000社以上からの入札なので、必然的に高い金額に登っていきます。

他社からの営業電話も一切来ないので、便利です。

このような形でそのまま売って、現金を次の車の頭金に当てるのも良いですし、入札状況そのものを携帯電話で見せることもできるので、これも強力な調整価格の予防になります。

結果的に高い方に売れば良いですし、その下取りを行う業者の決まりに「車を所有している場合は下取り必須」であれば、車を売り払った後に伺えば、所有していないので何も問題ないです。

思っている以上に使える手法ですので、ぜひ試してみてください。

ユーカーパックは車の買取を代行して、独自のオークションにかけてくれる業者です。2000社以上の車の買取業者に愛車情報のみを流して入札を募るので、自然と買取価格が迫り上がることで人気が伸びているサービスです。

気になる方は別記事「ユーカーパックの特徴・口コミレビュー」があるので参考にしてみてください。

まとめ

新しい車に乗り替える際、下取りと買取りの違いを理解できれば損をできる限り回避することはでき、対応策も見えてきます。

下取り査定を受けたとしても、慌てずに前もって他社からの入札や見積もりを見せ、相手に「それなりの相場感は見てきた」という事が伝わることを意識しましょう。

今の車の売却は、次の車の納車日が決まってからでも十分間に合いうということも知っておき、あおられてもあまり意識しないことも重要です。

全ては「納車日」を元に逆算すれば良いのですから。

その上で考えれば、ユーカーパックのような、一括管理して2000社から入札を自然に募ってくれる業者を間で使ってみるのも良い手です。

そのような企業を使って、より正確な相場を知るのも一つの方法ですね。

下取り予定の車があれば何もせずに下取りに出すと損してしまう可能性があるので注意して下さい。

千葉県・ディーラー37歳
千葉県・ディーラー37歳
車の「買取」と「下取り」の呼称が違うのか。

これについての理由は「下取りの価格調整によって大幅な買取価格にズレが多数出ていた」事が大きな理由の一つです。

これにより下取りと買取は「車の売値」ではなく、それぞれ呼び方がついたとも言われています。

このような下取り状況は今も昔も変わりません。

必ず自分の車を下取りに出す際は注意して、前もって自分の車の相場感を把握しておくことをオススメします。