車の買取り

ニコイチの車は本当に売れる?2つに分けて考えると見えてくる解決策とは

ニコイチの車と聞くと、2台の車をくっつけて一台する。

そんなイメージを持っている方が多いと思います。

ただ事実として、車は車種さえ合っていればほとんどのパーツは付け替えができ、

「どこまでの部品を交換して取り付けするとニコイチになるのか?」

についての定義は曖昧なのです。

今ではそんなニコイチ車はほとんど見かけなくなり、中古車販売店でも探すのが難しいレアな存在になりました。

販売後を考えるまともな販売店ならわざわざニコイチ車を仕入れるようなことはないため、うっかり購入してしまうこともほぼないでしょう。

今回はそんなニコイチは売れるのか?素朴な疑問を解説していきたいと思います。

そもそもニコイチ車ってどんな車?

ニコイチとは車だけに使われている言葉ではなく、「複数の個体を一つ」にするという意味で使われることが多いですよね。

車の場合、冒頭で述べた通り2台の車をくっつけて1台にするということですが、車のパーツのどこをどうくっつけたらニコイチなるのかご存じですか?

一般的に言われているのはリヤが潰れた車と、フロントが潰れた車の無事なところをつなぎ合わせて作った車がニコイチと言われていました

はっきりとした定義はありませんが、全体の4割程度、つまり半分近くを修復しているような車はニコイチという認識となっています。

実際にそんな車がユーザーに売れるのかと言えば、事故車の需要等が圧倒的に敬遠される今の日本では、なかなか難しいというのが現実です。

なぜ昔はわざわざ日本でニコイチ車を作っていたの?

車の前後をくっつけるとはどういうことかというと、車の骨格であるフレーム部分を板金溶接で切り張りすることです。

しかし車にとって重要なボディを切り貼りするということは、走行性能やボディの耐久性などにリスクを抱えるということになります。

ではなぜわざわざリスクを負ってまでニコイチを作っていたかと言うと、元手がかからない分安く売っても十分儲けが出ていたからです。

例えばずっと欲しかった憧れの車が相場の3分の2程度の価格で販売されていたら、気になって一度は店舗へ見に行ってみたくなりませんか?

その際に販売店側が意図的に修復を隠し、「今買わないとすぐ売れちゃいますよ」などと煽るように営業をされたらつい契約してしまう人もいるでしょう。

そして納車後、車に異常が起きてもまともに取り合わないため、結果的にお客さんが泣きを見るかたちで業者が儲かっていた、という時代は実際にありました。

一方でニコイチ車の部品を目的として、格安で購入していく業者もありました。

これは単純に、別の車の修理にの際に必要な部品、よく使われる部品を買い取ったり、素材を別の業者に売り渡したりしている企業がよくやっています。

ニコイチを販売している業者はほとんどなくなった

 

昔のインターネットがなかった時代は、中古車の情報は雑誌だけでした。

お店の評判や対応なども口コミでのみ広がり、それもごく一部の人の間だけで「人の噂も75日」ということわざにもあるように、騙された人がいかに注意喚起を促してもその方法は人伝えにしかならず、なかなか浸透はしませんでした。

しかし今はネットが当たり前になり、2chやSNSなどで悪い噂は簡単に拡散されるようになり、結果的に悪い噂がある業者は人がよりつかなくなり、どんどん撤退しています。

ニコイチ車を売るならば、知るべき2つの考え方

ニコイチ車を売るならば、必ず知っておきたい2つの考え方があります。

それは、その車を「車として売るのか」ということと「素材や部品などを理由にお金にかえるのか」という考え方です。

それぞれ説明していきます。

ニコイチ車を「車」として売ろうと考える場合

ニコイチ車を車として売ろうと考える場合、その車の何割が修理されているのか、取り替えられているのかを基準にしてください。

ニコイチ車と一概に言われていたとしても、その車の修理に使われた他車の部品が「1割未満」の場合、普通の車や修復歴あり程度の車とし買い取ってくれる可能性は非常に高いでしょう。

しかし、車の「何割が修復されているか」などは素人目にはわからないので、依頼する業者先は、車だけでなく全ての買取分野に精通している業者に任せた方が無難です。

全ての買取分野を専門としている買取業者は「車として売る」というだけでなく、素材や部品、鉄資源までも、全く別の分野の販売ルート等も持っているので、隙がありません。

そういた業者に依頼することで、たとえニコイチ車でも、あらゆる部品、素材、資源をお金に変えることができるでしょう。

因みにこの日本で最大の買取業を営む大手企業は「スピード買取.jp」という企業です。

車の買取も専門としてやりながら、ニコイチ車、他ジャンルも全て現金で即日回収、買取してくれます。

スピード買取.jpの評判や口コミをまとめている別記事「スピード買取.jpの特徴・評判レビュー」を参考にみてみてください。

ニコイチ車を「部品や素材」として売ろうと考える場合

ニコイチ車を処理するのではなく、どうにかお金に変えたいという方もいると思います。

この「部品や素材として売る」という考え方は、ニコイチ車の車体自体が3割以上他の車の部品で修復されている場合に使ってみるといいかもしれません。

大体の方は、この日本で事故車、不動車の需要はかなり低いことはご存知かと思います。

しかしこれは日本国内だけに止まり、海外に目を向けると一気に需要は上がることはご存知でしょうか。

海外では「日本車」としても大人気なこともあり、その中古車や事故車、部品までもが高価に扱われています。

また、海外には「エンジンはトヨタ・内装はマツダ・ホイールは。。。。etc」のような作りをした、合体した車はいくつも出回っています。

このような海外に向けて輸出販路を大量に設けている業者に頼むことで、ニコイチ車も別段特殊ではなく、普通にお金に変えることができるのです。

今の日本で輸出先を100家国以上構えた上で「不動車などを専門に買い取る業者」は一つしかありません。

それは「株式会社タウ」という業者で、震災で負傷した車も含め海外に流し、ユーザー大変大きな見返りをもたらし貢献を続けています。

修理代100万円以上とされる車でも60万円でユーザーから買い取っている実績等もあるので、3割を超えるいわゆる「ニコイチ車」に対してもこの業者は非常に参考になります。

株式会社タウの特徴や口コミ評判をまとめた別記事は「株式会社タウの特徴と評判レビュー」をどうぞ。

まとめ

ニコイチ車は仮に、普通に査定に出しても買取業者は十中八九まともな値段では買い取ってくれないでしょう。

車自体の造りも中古車を取り巻く環境・市場も変わってきているため、わざわざリスキーな車を買い取るメリットはありません。

カスタムカーやビンテージカーのような趣味性の高い車で、状態も良いものであれ普通の買取業者でも対応はしてくれます。

そうでない場合は、海外に販路を広大に構える業者などを発掘し、それぞれの素材や部品を各国に流してもらい、見返りをもらうことがニコイチ車には一番の方法でしょう。

広島県・輸出業者47歳
広島県・輸出業者47歳
ニコイチ車が買い取ってもらえないのは、車としての耐久性などが著しく低くなっている可能せが高いことにあります。

またそれらを買い取っても、今の日本でユーザーが買いたいと思ってくれないため、価値がないと判断されやすいです。

これは、水没車のような修理代金が100万円を簡単に超える事故車も同様です。

そんな中でも、水没車でも事故車でも、ニコイチ車でも買い取れる仕組みを持つのが「株式会社タウ」のような輸出に特化した仕組みを持った業者のみです。

「車を売る」という考え方を一つ変えて「部品や素材をうまく活かす業者を探す」と考えることができるだけで、別の買取先は見えてきます。

参考までに、このタウの実績や手法などを見てみるのもいいかもしれませんね♪

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