車の事故などで付いた傷を修理する際は、必ず業者に見積もりを作成してもらいます。
あまり気にされていませんが、見積もりは必ず新品部品の価格を対象に作成されます。
この時点で、知っている人は中古部品での修理申請を行い、差額分の得をしています。
単純にこれにより、修理代を安くできるからです。
もし、保険と同時にこの方法を使えば、差額分(約10万円〜20万円)を手元に戻残すことも可能になります。
中古部品といっても正式な部品ですので安心です。
見積もりを作成してもらう時は必ず新品部品で作成されるので、それをそのまま保険会社に提出。
その後、結果的に業者がどこまで中古部品で対応でき、どのくらい差額が発生したのかで手元に戻ってくる金額は違いますが、10万円以上は期待できるでしょう。
保険金を手元に戻す行為はけして違法ではなく、保険の抜け道といったところですので、引け目を感じることなく使うことをオススメします。
今回はこの自動車保険の仕組みと、この得する方法をどのような手順で進めて行くのかについて解説していきます。
非常に簡単ですので、修理の際はオススメします。
自動車保険の種類

まず、自動車保険の種類は様々なものがありますが、今回は、
・対人保険
・対物保険
・同乗者保険
この基本的な3つの保険は除外し、自らの車の修理に対応できる保険に対してのみ解説していきます。
車両保険
いわゆる「自損事故」や「被害側の過失がゼロ」の場合に自らの車の修理に充てる保険を指します。
天災などで被害にあった場合も同様に車両保険を使用します。
ガードレールに衝突してしまった場合や、信号待ちなどで追突してしまい、相手の過失がゼロの場合にも、自らの車を修理する際に使用可能です。
一般的な任意保険
相手側が任意保険へ加入されていれば、必ず修理代は全額支払われるでしょう。
しかし、市場価値があまりにも低い車の場合、数十万円で全損扱いとなることもあり、修理不可とな理、車両引き上げとなってしまう点には要注意です。
この時、車両引き上げをあえて回避し、修理可能な部分だけの「箇所のみ修理」の見積もりを作成してもらい、保険会社に提出すれば、手元にお金が来るという方法もあります。
その後、修理は行わずに残った車は「廃車専門店に売る」。
これが一番お金にできる方法でしょう。
保険会社、修理業者、保険加入者の金銭の流れ

事故などを起こし、修理をしてもらう際にはまず、
①業者に修理依頼し、見積もり作成
②見積もりを元に、保険会社へ連絡
③保険加入者へ修理額の支払い
④修理工場にて修理を行う
⑤完了後、修理工場に料金を支払う
このような手順が本来の流れです。
覚えておくことで、次段落での「得する仕組み」がより理解できるかと思います。
車修理対応保険と中古部品の使用でキャッシュバックができる仕組み

上記の流れのように、加入者が保険会社から保険料を受け取ります。
正式に修理を業者に依頼する際には、
・中古部品を使用してもらいたい
・差額分を返金してもらうことを伝える
この2つさえ伝えていれば問題無しです。
例えば、車の左右どちらでもいいですが、側面の前から後までパネル交換修理になったとしましょう。
この場合の概算見積もりはおよそ約40万円ほどです。
ここで、同じ色の中古部品があれば、部品の内面の塗装費用も発生しません。
さらに、部品本体の費用も新品と比べて数万円以上安く購入することが出来ますので、この時点の概算だけでも、10万円以上は手元に戻ってくるでしょう。
この差額を次回の車検費用に回して実質無料(正確には違いますが)で車検を受けるもよし。
違う箇所の気になる部分の修理に当てるもよし。
そのまま財布へ入れるもよしというわけです。
傷自体を気にしないのであれば「修理自体しない」と言う選択肢もあります。
この場合は差額分ではなく全ての金額が手元に入ってくることになります。
まとめ
この方法は、悪さをしてお金を儲けようとしているわけではありません。
あくまでも保険の制度のお話ですので、保険会社に問い合わせてみても今回の内容と同じ回答が得られます。
保険会社の得になるように支払われるのではなく、使い方をより正確に把握できれば、加入者のあなたが最も得をする方法を選ぶことができます。
せっかく加入している保険ですので友好的に使っていきましょう。
まず、保険の仕組みは、何があっても「自己申告制」です。
知らない人には、たとえ加入していても支払われることはまずありません。
ほとんどの車所持者が車両保険等に加入している現在で、車を修理に出す、事故で買い替えに悩んでいる、廃車にする、どのパターンでも可能です。
正確に把握し、実行することで得をするのではなく、本来の形の対応を受けることができるでしょう。