車のキズとは一口に言っても様々なキズがあります。
その種類は多岐にわたり、
「洗車機で洗った際に生じる洗車キズ」「走行中の飛び石などによるキズ」「ぶつけてしまったキズ」
などなど、長く乗っていれば必ず塗装・車体にダメージが発生します。
ここでは、車についてしまったキズを鈑金塗装業者に修理してもらう方法について解説していきます。
また、方法を知っておくことで、その方法自体も指定出来、価格を抑えることが可能になってきます。
参考にしてみてください。
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車の浅いキズの場合の修理内容と価格相場

キズをつけてしまい、浅いから簡単に直ると考えていても、プロの目にはしっかりと深さを判断し、修理します。
数時間で直るキズなのか、1日作業なのか、はたまたそれ以上なのか。
キズによりつやが引けてしまった場合の一般的な修理方法は「磨き」です。
塗装面を磨くことによりキズを消し、つやを復活させることが可能になります。
この場合の費用は2万円~10万円程度と、車種やキズの状態によって変動してきます。
車の深い傷を直す時の塗装・修理の種類とは

磨きでは消えない深いキズの場合、新たに塗装をし直す必要があります。
1ヶ所のキズで2万円~。全体的に塗り直す場合であるなら15万円~となるのが相場と認識していいでしょう。
車の大きさによって金額は変動しますが、色によっても金額は変動します。
ソリッドの場合(1コート)
ソリッドとは単色系の塗料を指します。
バンタイプの白であったり、高級車の黒や赤などで使用されている塗装方法です。
「キラキラしていない色」ということですね。
特長としては、輝きよりも色に鮮やかさや深さを得るために使用されることが多いです。
ここでは、ソリッドコートで修理する場合の塗装価格を1としてお伝えしていきます。
マイカ、メタリックの場合(2コート)
マイカはパール、メタリックはアルミ粒子を含んでいる塗料を指します。
下記に説明する3コートのパール塗装とは異なりますので留意してください。
ソリッドと違い、キラキラと輝いている塗料であることが特長です。
自動車の半数以上は、マイカ及びメタリック塗装となっていますので、最も見掛けることが多く、そのことから深い傷の大半の修理はこの方法を使われます。
ソリッドと比較した場合の塗装単価は1.4倍です。
パール、キャンディの場合(3コート)
この塗料は、新車販売時での価格でも10万円程度上乗せされるような塗料を指します。
2コートとの違いは、パールを含んでいる塗料ではなく、ベースカラーの上へ薄くパールを吹き掛ける塗装方法ということ。
キャンディ塗装の場合は、パールではなくメタリックを使用するという違いがあります。
塗装が3層に重なっているため、深みの中に輝きがあり、高級感ただよう色になるのが特長です。
ソリッドと比較した場合の塗装単価は1.7倍です。
まとめ
このように、色によって単価が変わってきますので、確認した上で修理を行うようにしましょう。
仮にソリッドの塗装費用が5万円の場合、メタリックでは7万円、パールでは8万5千円というように、同じ修理方法でも色によって変動してきます。
再塗装を施すことで、磨きでは得られない艶になり、輝きの違いが一目瞭然です。
新車のような艶になり、乗車気分も格段気持ちよくなるので、車好きな方や格好をきにする方には非常にオススメです。
「このくらいの傷だから簡単に直るだろう」
と思って修理に出向く人が非常に多いです。
しかし、プロからすれば傷の深さ、色合い、様々なことから判断しないといけないため「高くない?」と言われることが非常に多いです。
確かに安く塗装や修理をこなすことは可能ですが、艶が出なかったり、すぐに剥がれてきたり、凸凹が目立ったりと、色々な症状がその後すぐに出てきます。
「高いのでは!?」
と思う方は、まずこういった塗装の種類を知って、手法を指定することで、価格を抑えたりできます。
確かに「手法の割にありえない高さの請求」をする悪徳業者もいますので、そういった点でも簡単にこういった情報は知っておくべきでしょう。