車を選ぶ際の3大基準の一つとして挙げられている「燃費」。
車の利用者にとって燃費というのは走行距離に影響を与えることはもちろん、給油にかかる費用面等々非常に重要な問題ですよね。
今回はこの悩ましい車の燃費について、
- 「車の燃費が悪い場合の見るべき箇所とは」
- 「車の燃費の対応策別、修理予算」
- 「車の燃費改善よりも乗り替えた方が良い場合の判断軸とは」
という内容でお届けしていきます。
車の無い生活は考えられないという方、車の燃費が悪く非常に困っているという方、少しでも燃費の悪さを改善するべく、この記事を参考にしてみてください。
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車の燃費が悪い場合の見るべき箇所とその原因について

まず、車の燃費が悪い場合の見るべき箇所と、そこにはどんな原因があるのか見てみます。
- 「気温が低い」
気温が低いとなぜ車の燃費が悪くなるのか、それは外の気温が低いときにエンジンが中々温まらないからです。
そのため通常時よりも多くエンジンの回転数を上げることになりこれが燃費の悪さにつながっています。
- 「タイヤの空気圧が低い」
タイヤの空気圧が低いと、転がり抵抗によりエネルギーを多量に消費してしまいます。
これはタイヤの空気圧が低ければ低いほど燃費が悪くなることを意味しています。
- 「ホイールアライメントがずれている」
ホイールアライメントとはその名の通り、タイヤ(ホイール)の整列(アライメント)具合のことを指しています。
この整列具合が少し乱れている、ずれている場合でも車の燃費の悪さにつながります。
- 「ガソリンの質が悪い」
ガソリンの質が悪いと、当然ですが車の燃費が悪くなります。
あまりにも安いガソリンスタンドだったリ、自分で入れるタイプのセルフサービスのガソリンスタンドではガソリンの質がよくないことがあります。
「あそこのガソリンを入れてから調子が悪い」と感じる時が稀にありますが、注意が必要です。
様々な理由で車の燃費は悪くなり、そこには必ず原因があります。
次項からはその原因の解決策、対応策についてご説明していきます。
車の燃費の対応策・問題別修理予算について

それでは次に、上記で挙げた車の燃費が悪い原因についての対応策及び、それにかかる修理費用を紹介していきます。
気温が低く燃費が悪い場合とその対応策
気温が低い場合の対応策としては、近距離での車移動はできるだけ行わないということです。
近距離での車移動を複数回行うというのは、
- エンジンが外気温により冷える
- エンジンを温めるために回転数を通常時よりも上げてしまう
- せっかく温まったエンジンが外気温によりまた冷える
という動作を繰り返しているということになります。
これにより、冬場の燃費が夏に比べて悪くなってしまうため、車での近距離移動はできるだけ行わないことを推奨します。
もちろん修理は特に必要ないため、修理予算はありません。
タイヤの空気圧が低い場合の燃費不良とその改善策
タイヤの空気圧が低いことにより燃費が悪い場合、タイヤの空気圧を上げることで改善することができます。
修理予算については車の空気圧はガソリンスタンドにて、基本的に無料でチェックしてくれるので、こちらも修理予算は必要ありません。
ただ、ガソリンスタンドによっては100円程料金がかかることもありますので空気圧をチェックしてもらう際は事前に料金がかかるのかをスタッフに聞きましょう。
ホイールアライメントがずれている
ホイールアライメントがずれている場合に、車の燃費が悪くなることがあります。
ホイールアライメントとは、具体的に説明すると、自動車のホイールの整列具合のことで、車体に対してホイールの位置、角度、方向のことを指します。
これが、車を運転する際の「走る・曲がる・止まる」のそれぞれの操作時に、このアライメント具合が変わり、アライメントが変わることで負荷がかかるようになり、燃費も悪くなるという訳です。
ホイールのアライメントが変わってしまった場合、この調整は素人には難しく、ホイールアライメントを専門としている業者に頼むことでしか改善できません。
※一部のガソリンスタンドでも行っている所はあるそうです、できるだけ専門店でやった方が安心です。
そしてその修理費はというとあくまでも一例になりますが以下のようになります。
- 測定料金:15,000円(税別)
- 調整料金(1輪):3000円(税別)
- 加工料金:別途見積もり
- 車高調整:1500円(一輪)
よって予算は3万円程必要ですね。
ただ、測定するだけであれば15,000円で可能なので、燃費の悪さがほかのどの原因にも当てはまらないという場合、最終的にアライメント専門店にて相談してみるのがいいでしょう。
ガソリンの質が悪い・その解決策について
ガソリンの質が悪いというのが車の燃費が悪い原因だとすれば、対応策は簡単で、ガソリンの質を良くするということになります。
修理というほどのものではありませんが、修理予算は2018年2月現在のガソリン代平均がレギュラーで139.7円、ハイオクで153.8円、軽油で116.5円となっているため、この値段×必要リットル数の費用が必要となります。
あまりにも「安い!」ということを理由に通い詰めているガソリンスタンドを使用しているのであれば、一旦ギリギリまでガソリンを使い、一度別のガソリンスタンドを使用して様子をみると良いでしょう。
※利用するガソリンスタンドにより費用は当然ですが変わってきます。
車の燃費改善よりも乗り替えた方が良い場合の判断軸について

車の燃費改善よりも乗り替えた方が良い場合の判断基準ですが、リセールバリューを判断基準とすることが一番です。
リセールバリューというのは一度購入した車を中古車として再度売りに出すときに付けられる価値のことを指します。
中古車としての需要が現在使用している車にはどの程度あるのか、高いのか安いのかという点を判断基準としてみてはいかがでしょう。
相場の判断基準については、愛車の相場チェックのための企業ランキングもあるので参考にしてみてください。
中には新車購入後3年目で車検前にリセールバリューが高いゆえに売りに出す方もいます。
特に車は走行距離が増えれば増えるほど需要が無くなり、人気度が高いままキープされない限り、高値がつきにくくなります。
今までそんな考えはなかったという方は、愛車の現在の相場チェックも欠かさないことが一番です。
まとめ
今回の記事では、車に乗る方であれば一度は悩んだことがあるであろう車の燃費についての内容を紹介してきました。
その原因になりうる、
- ガソリンの質が悪い
- 気温が低い
- タイヤの空気圧が低い
- ホイールアライメントがずれているetc…
車の燃費が悪くなる原因は様々ですが、放っておくと様々な故障の原因に繋がることは間違いないです。
必ずチェックを怠らないようにしましょう。
またチェックの際には愛車のリセールバリューを知ることで、今後車生活がより快適になると思います。
車はできるだけ長く乗るもの、という考えも方も大変すばらしいですが、別の選択肢を選知っておき、視野が広げることは、今後の車生活をより明るくできると著者は思っています。
しかし、その一つ一つの悩みには必ず原因が存在し、それを解決することで、のちの車生活は必ず楽になるはずです。
そのまま放置すれば故障につながり、リセールバリューにも必ず影響していくことになるので、明らかにおかしな燃費の変化を感じた時は、必ずチェックをするようにしてください。
その過程で「車を乗り替えるタイミング」も見過ごすことなく、より楽に次の車に乗り替えることも可能になってくるはずです。